#15 ADHDとASDには違いがあります
わーぐです、こんばんわーぐ。
発達障害を持ってしまったアラサー男のコミックエッセイはーじまーるよー
今回は、ADHDとASDは区別が難しいよという話です。
なお、これは併発している当事者としての意見です。
14話とも話が繋がっているのでそちらも参照してもらえると嬉しいです。
ASDには、実はADHDの特徴が現れることもよくあります。
そのため、実は区別も難しかったりするのです。
ADHDとASDの違い
多動性
ADHDの代表的症状である多動性ですが、これはASDにもみられる症状です。
理由として、その場の状況や空気が読めないため動き回ってしまうことがあげられます。
要は、脳がパニック、フリーズを起こして熱暴走を起こしているイメージです。
不注意
これもADHDの代表的症状ですね。
ASDの子の場合は好きなことには集中できるが、興味のないものには一切無視、放棄してしまうため不注意が起こりやすいです。
なお、ASD症状を持った子がADHD症状も持ってしまうと、好きなことにすら集中が続かないという状況に陥りやすいです。
衝動性
ADHDの代表的症状その3です。
ASDを持った子も衝動性が高いです。
理由としては、その場の空気が読めないため、思ったことを行動してしまうからです。
ADHDの子は後で気付き、後悔したり謝罪したりしますが、ASDの子は自覚なしに場をかき乱し、言われてようやく気付く(気付けないこともよくある)のです。
こだわり
人間誰しもこだわりはあると思っていますが、ADHDは人並みで、ASDの子は人並み外れたこだわりがあります。
なにかをしないと気がすまなかったりパニックを起こしたりなど、ですね。
言語
結論として、これがADHDとASDの最大の違いと言って良いでしょう。
ADHDは言語やコミュニケーションには問題はなく、衝動性で人を困らせることが稀にあるだけですが、ASDは言葉の遅れが見られます。
なお、僕も言葉の遅れにより発覚して障害が発覚しました。
親いわく、3歳になっても言葉を発しなかったそうで、1歳程度の知能しかなかったようです。
理由として
1、言葉の意味が理解できない
脳の聴覚野という機能がエラーを起こし、言葉の意味が理解できないために起こるとされます。
そもそもとして、言葉の発達においては意味を理解して、その次に言葉を発せるようになるのです。
意味が理解できていないと、子供の中に言葉が蓄積できない、引き出せないために喋ることが出来ないのです。
2、そもそも他人に興味がないため喋らない、コミュニケーションを拒絶
ASDの子が一人遊びや一人でいることが好きと言われる理由でもあります。
要するに、ナチュラルボーン(生まれ持った)コミュ障というわけですね。
なお、これも親から聞いた話なのですが、僕も一人が好きで他人との交流を拒絶するような子だったらしいです。
まとめ、その他
その他、ASDの子には運動能力が低かったり極めて手先が不器用だったりでADHDと比較すると非常に多くのハンデがあります。
また、元はASDと言われた子が大人になると実はADHDも持っていました、というケースも非常に多いです。
とにかく、自分はあてはまってるかも、子供があてはまってるかもと思ったらすぐに医師やカウンセラーと相談するのが重要だと思います。
このエッセイを通じて同じく障害を持っている方への共感、及び障害への理解が深まってくれれば、幸いです。
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それではまた次回の記事にて、わーぐでした。